MISSION仕事紹介

01新倉庫を建設せよ

世界中の生産拠点がつながるサプライチェーンは、たった1つの部品の供給が遅れることで、メーカー企業が多大な損失を被ってしまうことがある。そのため、部品を生産する製造会社にとって、戦略的な在庫の適正配置は大きな課題だった。また、台風や降雪などの自然災害、さらに南海トラフのような巨大地震に備え、より早急なBCPの策定が求められている。
これらの課題に対し、新たな倉庫の建設を決意。部品を生産する製造会社やメーカー企業と二人三脚でのビッグプロジェクトがスタートした。

※BCP…Business Continuity Planningの略で、事業継続計画のこと。自然災害などの緊急事態が発生した際、企業が損失を最小限に抑え、事業の継続や復旧を図るための計画を指す。

TEAM

  • 物流管理スタッフ
  • ロジスティクスエンジニア
  • 情報システムエンジニア
  • 営業スタッフ

ACTION

調査と計画

窓口となるのは各事業部の営業スタッフや各事業所の運営スタッフ。まずはお客様である部品製造会社やメーカー企業の作業条件をヒアリングし、対応方法を検討する。例えば、お客様のこれまでの物量データを分析したうえで、将来的な規模も見込んで倉庫スペースを考える。また、保管する製品に応じた天井高や床の耐荷重を算出し、新倉庫の全体像を計画する。

  • 営業スタッフ
  • ロジスティクスエンジニア

スペックの
詳細を検討

事業プランや詳しい設備のスペックについては物流技術部と連携する。上記の調査では業務内容も分析できるので、作業効率を向上したり、情報システムを導入することで省人化を図れたりすることもできる。情報システム(バーコードシステム等)を設計するときは、分かりやすいマニュアルを作成するのも当社の仕事だ。お客様と打合せをし、倉庫における運営の実態とニーズに合わせた情報システムの要件定義を行う。

  • 情報システムエンジニア
  • ロジスティクスエンジニア

倉庫の建設を
開始

実際に工事を行うゼネコンやサブコンなどの建築会社・設備会社との窓口は物流技術部が担当し、建築スペックを確定した。トラックやフォークリフト、荷役機器の検討や選定、レイアウトの設計などを行うと同時に、運営スタッフは新倉庫で働く人員の確保や教育を進めた。

  • ロジスティクスエンジニア
  • 物流管理スタッフ

ついに
倉庫が完成

建築に数か月間を要した新倉庫が、ついに完成した。最後に新しいマニュアルやシステムが正常に稼働するかを確認できたら、古い倉庫から部品や製品の在庫を移管し新しい倉庫を立ち上げた。

  • 物流管理スタッフ
  • 情報システムエンジニア

SOLUTION

戦略的な在庫配置と
BCPの見直しに貢献

在庫配置の適正化が実現したことにより、災害の発生など緊急の場合でも、部品を欠かすことなくメーカー企業に供給できる仕組みを構築できた。さらに、老朽化した倉庫から、安心して働ける未来型の倉庫へ、システムの刷新や最新機器の導入により作業効率の向上にも貢献できた。