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包装技術センター

技術力と設備を備えた
包装技術センター

製品の健全性確保、また効率的かつ確実な輸送や保管を行うため、包装はロジスティクスには欠かすことの出来ない役割を担っています。当社は長年培った包装ノウハウを活用し、お客様の包装に関わる様々なニーズにお応えするため、包装技術センターを設けております。

ISTA認定を受けた技術力と設備を備えた包装技術センター

当社包装技術センターは愛知県名古屋市に設置されており、2015年5月にISTA試験所の認可を取得しています。ISTA規格に準拠した包装貨物評価試験の実施およびISTA認定試験所が発行できる試験報告書をご提供できます。

【当社にて試験可能なISTA対応規格】

1A,1B,1C,1D,1G,1H,2A,2B,2C,3A,3B,3F,4AB
6-AMAZON.com-Over Boxing、
6-AMAZON.com-SIOC Type A,Type B,Type D,Type G,type H
6-Fedex-A,6-SAMSCLUB,7D

※ISTAは、国際安全輸送協会(International Safe Transit Association)の略称であり、適切で安全な輸送包装の実現を目的に結成された非営利団体です。ISTA認定試験所は本部(米国、ミシガン州)の認定試験所を指します。

設備一覧

当社包装技術センターで保有する試験設備をご紹介します。
各種試験機を取り揃えており、お客様の要望に合わせた試験を実施しております。

貨物評価

落下衝撃試験機

目的

製品がどのような衝撃によって不適合になるかを把握する

用途

  • 製品の損傷有無の境界を線で引いた「損傷限界領域曲線」を求める。
テーブル寸法(mm):
945×1,153
供給品最大重量(kg):
454
出力波形:
正弦波・矩形波
対応規格:
JIS Z 0119、ASTM D 3332

落下試験機

目的

指定高さからの落下でも包装貨物が保護されているかを確認する

用途

  • 輸送中の荷役や荷崩れ等の落下衝撃を貨物に与える
供給品最大重量(kg):
79

※垂直落下試験機利用時は150kg

最大寸法(mm):
D910
落下高さ(mm):
280~1,830
対応規格:
JIS Z 0202、ISO 2248

振動試験機

目的

指定された振動から包装貨物が保護されているかを確認する

用途

  • 輸送振動のストレスを包装貨物に与える
テーブル寸法(mm):
1,500×1,500
振動数(Hz):
1~2,200
加振力(kN):
40 [正弦波]
供給品最大重量(kg):
1,000
対応規格:
JIS Z 0232、ISO 8318・13355

圧縮試験機

目的

包装容器やパレットが圧縮された時の貨物への影響を確認し、適切な強度設計に役立てる

用途

  • 段ボールや木材スチール包装容器の圧縮強さを確認する
  • パレットの垂直圧縮強さ・曲げ強さが十分であるか確認する
テーブル寸法(mm):
1,300×1,300
供給品最大高さ(mm):
1,800
試験機最大荷重(kN):
98
対応規格:
JIS Z 0212、ISO 12048

材料評価

段ボール破裂試験機

目的

十分な強度を持つ段ボールかどうかを品質検査で確かめる

用途

  • 原紙(ライナー・中芯)と段ボールの破裂強さを確認する
  • 指定材料が使われているかを確認する
[高圧]
段ボールライナー用
[低圧]
段ボール中芯用
対応規格:
JIS P 8131・P 8112、ISO 2758

万能材料試験機

目的

曲げ・圧縮・引張など、包装材料の強さを、総合的に評価する

用途

  • 材料が持つ曲げ・圧縮・引張強さなどの性能を確認する
  • 段ボールの材料評価である垂直や平面の圧縮強さを確認する
試験機最大荷重(kN):
49
試験:
圧縮試験と引張試験
制御:
テーブルスピード制御と荷重制御
対応規格:
JIS P 8126・P 8113・Z 0401、
ISO 1924・1974・3037

緩衝材試験機

目的

包装材の緩衝性能を確認して、緩衝設計のための指標を作成する

用途

  • 包装材の緩衝性能を確認する
  • 落下条件や包装状態からどの程度の衝撃が製品に発生するか予測する
重錘(kg):
0.9~50
静的応力(kPa):
0.5~78.5
対応規格:
JIS Z 0235、 ISO 4651

静電気評価試験機

目的

包装材の電気性能を評価して、静電気対策に役立てる

用途

  • 材料の電気性能(電気の流れやすさ)を確認する
  • 静電気対策された材料かどうかを確認する

[減衰時間測定器]

印加電圧(kV):
±5

[表面抵抗率計]

印加電圧(V):
10/100/500
抵抗レンジ(Ω):
200M~2T
対応規格:
EIA 541、IEC Pub93、MIL B 81705C

恒温恒湿室

目的

包装材の温湿度環境を制御して、断熱効果や結露対策の確認・評価を行なう/他の評価試験の前処理のため、試料の温湿度を一定に保つ

用途

  • 温湿度環境を再現する
  • 試験前処理で温湿度を一定にして包装材を平衡状態にする
容量(ℓ):
12,500
内寸(mm):
3,020×2,100×1,970
温湿度範囲:
温度(℃):-30~80
湿度(%RH):10~95
対応規格:
JIS Z 0203、ISO 2233