PEOPLE社員紹介

藤井 悠斗

Yuto Fujii

PEOPLE 04
藤井 悠斗
経済学部出身[2014年入社]
名古屋事業所 包装課 包装設計係

1つのアイデアが大きな改善を生む
重量物の包装設計にもチャレンジ

  • 物流管理スタッフ
  • 1~5年目
  • 研修制度について
  • 新卒入社
  • 文系出身
  • 男性
資材・輸送コストを低減するため、リターナブル容器へ変更する提案が採用

資材・輸送コストを低減するため、
リターナブル容器へ変更する提案が採用

私が担当する包装設計は、三菱電機の産業機械を梱包する段ボールや木箱の図面を、CADを使って作成する仕事です。製品は手の平サイズのモジュール部品から、数トンにもおよぶ重量機器まで多岐にわたります。国内外の多様なニーズや製品の仕様・特性、輸送方法などのヒアリング情報をもとに図面を設計。落下衝撃・輸送振動などに配慮した評価試験を行い、品質を検証します。入社前は物流の知識はなく、CADを使った設計の経験もありません。また、取り扱うのはB to Bの産業機械で、当初は会話の中で次々と登場する専門用語の理解に苦労しました。心が折れそうになることもありましたが、上長や先輩方へ積極的に質問する、現場に足を運ぶなどの努力で、少しずつ知識をたくわえることができました。
ある時、50kgほどの重量製品の荷姿を木箱から段ボールにし、資材や輸送のコスト低減を図りたいという依頼がありました。さっそく段ボールで試算したところ、頑丈にしなければならない上、ロットが少ないため改善効果が得られず、計画がとん挫してしまったのです。そこで発想を変え、社内の事例を参考にして、くり返し使用可能なスチール製のリターナブル容器を提案しました。ところが、リターナブル容器は十分な強度があるものの、循環させる必要が生じるため、保管場所の確保や輸送の手間が生じるという課題がありました。これには社内の他部門の方に教えを乞い、廃棄物が削減でき、環境にもやさしいなどメリットが大きいことを資料に盛り込み、最終的にはエンドユーザーにもご納得いただき、無事に導入することができました。

物流基礎カレッジや海外インターンシップなど、学びの機会が充実

物流基礎カレッジや海外インターンシップなど、
学びの機会が充実

キャリア全体を通して“人を育てる社風”が根づいており、研修制度が充実しているのが当社の大きな特長です。例えば、代表的なものとして「物流基礎カレッジ」があります。入社後3年間、同期全員が一堂に会して、社内外の講師から専門分野を深く学びました。物流のことだけでなく、ロジカルシンキングや財務、なかでも物流ビジネスのケーススタディは勉強になりました。変動費と固定費、財務諸表などの情報を読み解き、課題に対する考え方に対してフィードバックがもらえます。物流は規模の大きな事業で、たった1つのアイデアで大きな改善効果が期待できる。そのことを改めて実感しました。また、2017年秋に1ヶ月間、海外インターンシップ研修生として中国の現地法人2社で研修しました。両社は、三菱電機の海外工場における物流拠点。保税倉庫を見学する、現地の包装資材業者を訪問するなど、貴重な経験ができました。また、自分が包装設計した図面に対し、現場からの要望や意見を聞くことができたのも、印象的な出来事でした。包装設計の仕事は、そのアウトプットの良し悪しが、後工程の包装・荷役・輸送などの効率に影響を与えます。これからもモノづくりを支えることに喜びを感じつつ、設計の難しい重量包装の設計に挑戦したいです。